児発・放デイ採用担当必見!ハローワークで保育士の採用はできないと思っていませんか?

当児童発達支援事業所や放課後等デイサービス事業所でもハローワークで保育士の募集をかけているけど、全く反応がないです。ハローワークで職探しをする保育士が減っているので募集がないのでは?

本当にハローワークで採用するには限界にきているのでしょうか?

結論を言いますと、ハローワークで保育士の採用はできます。ただ、適切な募集の出し方が必要になりますので、この記事ではハローワークでの募集の出し方についてコツを教えます。

意外と知られていない ハローワークは保育士の採用で活用されています

皆さん、最近ではハローワークで仕事探しするひとは少なくなっていると思っていませんか。確かにリーマン・ショックの頃と比較すると減少はしています。ただ、いまでも1日に17万人の方がハローワークを利用しています。また、実際に就職した方の募集経路については、ハローワークが20%、求人広告が30%、縁故(リファラル)が20%と意外に多い?という感想を持つ方も多いと思います。そのようななか、実際にハローワークで保育士が採用できたという実績も多く聞きます。

資料出所 厚生労働省「雇用動向調査」をもとに厚生労働省労働政策担当参事官室にて作成
出典:厚生労働省「雇用動向調査」をもとに厚生労働省労働政策担当参事官室にて作成

ハローワークで保育士を採用するためには募集要項の書き方を変えるべき

ハローワークは無料でいいのだけど、欲しい人材がなかなか来ないですよね。 また、応募が来たとしてもあまり熱意のあるひとがいなくて・・。

このようなネガティブなイメージを持っている方も多いと思います。では、なぜこのようなネガティブなイメージになるのでしょうか。

それは、求人企業が求職者にとって魅力的な求人票・募集要項にしていないからです。

多くの企業はハローワークの求人票に力を入れていません。その理由として以下があります。

  • どうせよい人材が来ることはないと思っている
  • ハローワークは無料なので、応募がなくてもいいやと思っている
  • 深く考えず、ハローワークの求人票記載例に従って記入している

ということは、求人票にもっと力を入れれば保育士の応募が増えるということですね!

そうです。他事業所がやっていないからこそ、いまならやれば効果が必ずでます。

ハローワークで保育士を募集するための求人票記載のコツ5つ教えます

ハローワーク求人票
出典:東京ハローワークホームページより引用

①職種の書き方 この項目は求職者が100%確認する最重要項目

言わずもがなですが、この項目は求職者が必ず確認します。これはアイトラッキングで科学的に証明されていますが100%の求職者が確認します。

職種は28文字使えますので、この文字数を使って最大限魅力的に書くことが必要です。

よく職種の文章は短いほうが求職者の頭に入りやすいのでは?と言われることがあります。答えはNOです。セールスコピーライターの世界では一般的になっていますが、”見出しについては短すぎず、長すぎず”、”伝えたいことを網羅しながら、重複しないように絞り込む”と言われます。つまり、この求人票では、28文字という限られた文字数で伝えたいことを網羅すれば自ずと”短すぎず、長すぎない”見出しになります。

また、ハローワークの求人をスマホアプリで確認できるものもありますが、アプリでは表示文字数は14文字となります。

悪い例 職種 介護職員 【4文字】

良い例 職種 マネージャー候補ケアスタッフ 特養利用者のサポート業務 【27文字】

職種が短すぎると、この先の仕事内容を見たいという気にならないですね。

こんなキーワードが入っていると求職者は目を引きます

  • 未経験者歓迎
  • Wワーク歓迎
  • 短時間勤務OK
  • 1日4時間以内の勤務OK
  • 週1,2日の勤務OK
  • 子育てママ在籍中

②仕事内容の書き方 最初の72文字をいかに魅力的に書くかがコツ

仕事内容は求人一覧に表示される文字数が72文字です。ですので、最初の72文字になるべく重要なものを記載することが大切です。そうしたら、それ以降は適当でいいのか?と言われるとそうではありません。統計的には、81文字以上記載のある求人票への応募が高いというデータがあります。つまり、最初の72文字で求職者の関心を持たせ、その後の内容に引き込むことが重要だということです。

ここでのポイントは以下となります。

  • 仕事内容は制限の297文字をフルに活用する
  • 単に作業を箇条書きにしない
  • 仕事のやりがいや面白みを盛り込む
  • 仕事の生み出す価値や、誰にどんな貢献をしているのか訴える
  • その仕事により、どんな人達に喜ばれるのか、その仕事がないと社会にどんな影響があるかなどを表現する

③特記事項の書き方 文字数は216 文字数いっぱい記載することが鍵

特記事項と備考については、基本的に何を記載してもよいことになっています。ですので、仕事内容についての補足をするのがよいでしょう。

ここで最も大切なことは文字数216文字いっぱい使って記載するということです。なぜならば、空白行があると、ハローワークの担当者がよかれと思って求人側にとって思わしくない文言を挿入することがあるからです。どんな文言かはNGワードの項目で説明します。

④備考の書き方 ここで事業所の魅力を存分にアピール

備考欄で事業所の魅力をアピールしてください。ここで大切なことは、自分たちが考える自社の強みは間違っていることが多いということです。ここで多くは顧客目線での自社の強みを上げてしまいます。商品やサービスの強みやシェアの高さなどがそれにあたります。この内容は求職者へのメッセージになります。よって、求職者にとっての強みでなければなりません。

また、最後や「お気軽にお問い合わせください」としめて、採用ホームページのURLに誘導することが有効です。

求職者目線で訴えかけること

  • 会社の雰囲気
  • 働きやすさ
  • 自分が成長できるか
  • 企業文化、社風
  • 教育研修制度
  • 今後の事業展開

ここでのコツは、なるべく具体的な数字を使うことです。

例えば、

「女性が活躍できる職場です。」

「女性管理者が全管理者20名中15名います。また女性の割合は全体の9割になります。」

どちらが女性の活躍に対して説得力がありますでしょうか。

また、働きやすさを強調する場合は、残業時間の平均値を出すことや公休や年休の取得率、離職率を数字を使って表現してみてください。

⑤NGワード このワードがあると求職者はひきますので注意

意外と使ってしまうNGワード。求職者の目線ではマイナスでしかありません。

例えば、「アットホームな職場です」これは使い古されているし、表現も抽象的です。これを見て求職者は好感を持つどころか、逆に怪しさを感じるひとのほうが多いでしょう。このような表現を使っている会社ほどブラックが多い求職者は直感的に思うことでしょう。

ということで、以下のワードは使わないことを推奨します。

NGワード

  • 「アットホームな職場」
  • 「急募」 : 求職者は悪い事情によって急に人が必要になったと思います
  • 「誰でもできる」
  • 「(契)」をつけて契約社員をことさら強調すること
  • 「直接のお問い合わせはご遠慮ください」 : 気軽に問い合わせしてもらう環境が必要
  • 「応募にはハローワークの紹介状が必要」

最後のワードについては、さきほどもありましたが記載内容で空白があると、ハローワークの担当者がこのワードを追加することがあります。このワードは求職者にとってなんのメリットにもなりません。むしろ、応募の妨げになる可能性が高いです。

ここまで考えて求人票を書いていなかったです。。奥が深いです。
さっそく、いま掲載している求人票を再考します!

そうですね。まだまだやれることはあります。
また、求人票の記載についてはあくまで施策のひとつですので、その他のコツについてはこのあとに記載しますね。

児発・放デイ採用担当者必見!保育士採用のためのハローワーク活用術!全部教えます

求人票以外に、ハロワークのパフォーマンスを最大限発揮するためのコツをお教えします。

ハローワークには足繁くかよって、担当者と仲良くなるのがコツ

ハローワークではその管轄ごとに求人票を掲示板に設置しています。この掲示板に掲載されることで一層求職者の目にもとまりやすくなります。掲示板に自事業所の求人票を掲載してもらうには、ズバリハローワークの担当者と仲良くなることです。そのためには、ハローワークには足繁く通って担当者と親しく会話できる関係を作ることが必要となります。

管轄外のハローワークからも紹介してもらうことができる!?

意外に知られていないのが、事業所の管轄外のハローワークからも求人を紹介してもらうことができます。もちろん求人票自体は管轄のハローワークにしか登録できません。ただ、紹介してもらうのはその近隣のハローワークからもできます。ハローワークの管轄ごとに有効求人倍率はまちまちです。もし、周りの管轄のほうが倍率が低いのであれば、そのハローワークに足繁く通い、担当者と仲良くなることで求人を紹介してもらえる可能性はぐっと高まります。

意外と知られていないリクエスト送信 一度試す価値あり

いわゆるスカウトメールです。ハローワークでも依頼すると登録されている求職者に求人票を郵送することができます。もちろん無料です。ハローワークによってサービス内容は異なりますが、事業所のパンフレットも一緒に送ってくれるところもあります。意外と知られていないリクエスト送信ですが、効果がでることもありますので、一度試す価値はあるかと思います。

ハローワークインターネットサービス(HWIS)を最大限活用

ハローワークインターネットサービスでは、文字通り登録した求人票をハロワークのサイトから検索できるようになります。たまに、営業電話が来ることを理由にHWISの利用をしない方がいますが、必ず利用してください

先のグラフにもありましたが、ハローワークインターネットサービスからの応募は年々増加しています。

  1. 世界最大の求人検索エンジンIndeedに連携されることでGoogleの検索結果に表示される
  2. 求人票をパソコンで入力することができる
Google検索結果画面
Google検索結果

意外と知られていない!?ハローワークでの写真活用術

ハローワークでは文字しか伝えられないと思っていませんでしょうか?実は写真の掲載ができるのです!これは意外と知られていないことです。ハローワーク窓口の検索端末にしか写真掲載されませんが、登録枚数はA4で10枚もの写真を掲載することができます。

やはり、百聞は一見にしかずで、写真を見ることで職場環境がよくわかりますので、求職者からすると自分に合った職場を選択することができます。

実際にここ数年で写真の利用率がハローワークで増えています。2017年5月末では全国平均で約3%の企業しか写真を利用していませんでしたが、2018年11月時点では、約3倍の9.1%まで利用率が高くなっています。

全然知らないことばかりでした。ハローワークの活用にほとんど力を入れていないことを実感させられました。。
逆にいうと、まだまだ、ハローワークでの採用についてできることがありそうですし、保育士を採用できる可能性を感じました!

実際に、ハローワークから保育士を採用している児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所もあります。ですので、考えてやればまだまだ成果がでる余地はあります。