知らないと子育てが大変!発達障害の特性と療育の方法について

療育の第一歩は、発達障害の子どもの特性を知ることから

発達障害の子どもの特性を知らないと、「なんでこんなことするの?」とか、「なんでこんなことができないの?」という思いになってしまいます。身近に発達障害の子どもがいる方は一度は抱いたことのある気持ちではありませんでしょうか。

うちの子どもも、話しかけると突然パニックになって暴れだすことがあるのです。なんで怒っているか全然分からないのです。。

発達障害や発達の遅れがある子どもの特性を知らないと、両親や周りのひとたちは少なからずストレスを感じることになるでしょう。子どもたちも理由なく問題のある行動をとっているわけではありません。そこにはちゃんと理由や原因があります。

こどもと、パソコンを打っている母親

ここでは、発達障害の子どもによくある行動について例を挙げるとともに、両親としての対応方法について記載していきたいと思います。

発達障害の子どもは、予定外や想定外のことが苦手

もう仕事をしている女性にはなりますが、彼女は自閉症と診断されていました。彼女はある会議に出席し、その会議が予定より早めに終わったため、同僚から「これからコーヒーでもどう?」と誘われました。これが彼女には「予定外の出来事」でした。彼女は返事に窮していたが、不審がられると思い、「はい」と答えました。彼女いわく、「私の毎日には、こうした苦しいことが、絶え間なく起きている」というのでした。

自閉症や発達障害を持つ子どもは、このような予定外・想定外のことが苦手なことがあります。それが起きたとき子どもたちはどうしたらいいか分からず、パニックや問題行動を引き起こします。また、突然話しかけることによって、癇癪や切れるケースもあるかと思います。

そうか、子どもは想定外のことでパニックになっていたのか。それが分かれば適切な対処もできそうですね。

パニックや問題行動の裏には何かそれを引き起こしている原因があることが多いです。「訳がわからない」と突き放すのではなく、その原因を観察することで把握し、問題行動が顕在化しないようにすることが療育では重要です。

これらは、「こだわりの強さ」が引き起こしているものと言われています。こだわりが強いために、一つのことに固執する傾向があり、それ以外のものを排除しようとします。

予定変更についてはなるべく早めに視覚化して示す

幼児と母親が説明を受ける場面

まず、予定外のことが発生した場合はなるべく早く子どもに伝えることです。これは当たり前のことですね。ただ、子どもたちは「突然の介入」「確認」「質問」に同様しやすいので、伝えるときには深呼吸して穏やかな声で話しかけましょう。

また、耳から情報を聞いて理解することが苦手な子どもも多いです。その場合はメモ・付箋や、100円ショップで売っているホワイトボードなどを利用するとよいでしょう。その場合、文字だけではなく絵・図や写真などもあるとより理解は進むと思います。

この程度のことであれば無理なくできますね。子どもがパニックを起こすたびに私自身にストレスが溜まったり、ときには子どもを叱りつけてしまっていましたが、「知ること」で自分の中で完結して対処できそうです。

子どもたちは、周囲にあふれる感覚刺激で疲労困憊

発達障害の子どもは、特に人嫌いというわけではありませんが、人といると極端に疲れてしまう傾向にあります。そのため、休み時間や放課後や一人になりたいと思っていたりします。特に自閉症傾向の子どもにはよくありますが、感覚過敏といって、光が眩しくて苦手、特定の音に対して極度のストレスを感じる、偏食でほとんどの種類のメニューを食べない、などがあります

発達障害の子どもは、私たちが思っている以上に外部からのストレスや疲れを感じやすい特性があります。そのため、パニックや癇癪が起きやすい状況にあることが多いです。つまり、風船がパンパンに膨らんでいて、そこに「予定外」のことや、「突然の介入」があることで、簡単にその風船がパンッと破裂していまいます。

大切なのは、私たちの目線で子どもたちの「しんどさ」を図るのではなく、子どもたちの目線で「しんどさ」を感じ取ることだと思います。私たちには感覚過敏によるストレスを本当に理解することはできません。よって、よく子どものことを理解する、観察する、配慮することでしか子どもの「しんどさ」を理解することはできないと思いますし、それが療育の第一歩だと感じます。